2月21日(土曜日)

カメラ:Lumix

暴風雪で中止に・・・


朝は6:30から流氷ウォークをする予定でした。
だがしかし、道東地方は大荒れの天気で
中止となったのです(-_-;)
(流氷ウォークパックでしたので一人2000円のキャッシュバックがありました)

外を見ると流氷の上に暴風雪で雪がかなり舞い、ときより視界が悪くなります。


朝もバイキングです。
十五穀米などもあり、朝からイカ刺しや蛸刺しまであります。
牛乳も甘くて美味しい。
ここのコーヒーは1杯1杯その都度豆から挽いて出て来るので
コーヒーがほんと美味しかったです。


朝早い時間から猛吹雪で視界が悪い
というか夜からかなり雪も降ってました。
 
画像をクリックすると拡大します
北こぶしの朝食
バイキング
白米の上は
十五穀米
おかずが結構
美味しかった
朝から蛸刺しに
イカ刺し
〆はいくらご飯
このいくらは甘口で
粒もしっかりしていて
最高に美味しかった
 
風の威力は恐怖!


朝9時40分頃、ロビーに行くと早くも通行止めが出てました。
9:45には下の写真のように3ヶ所の通行止め。
これから10時ホテル発の網走方面北見行きのバスも途中で通行止めに合うという
情報も出て来る始末で・・・

午前10時無事出発
がしかし、知床斜里まで後15分くらいのところまで来てバスは足止めに・・・
この先は雪が多く除雪車を待ってその後からついて行くかたちで出発のようなので
その除雪車待ちで約30分くらい止められました。

私たちは途中の知床斜里駅前で下車しました。
駅まで数歩なのにその数歩が下はアイスバーンで歩き難いのに更に
強風が後からどんどん吹いて来て風で吹き飛ばされそうになる
というのを
初めて身をもって体験!

ほんと怖かったです。

そして斜里駅でレンタカーを借り、とりあえず絶対に行きたい所があったので
雪に埋まってるレンタカーを駅脇の駐車場からなんとか出し、
網走方面へ向かいました。

実はここは駅員さんがレンタカーの貸し出しをしてるので車の説明どころか
ナビや四駆の説明もしてくれません。
聞いても???と首を傾げられる始末で・・・

後から考えたらもうここから悪夢は始まってたのですね(苦笑)

ナビなして国道へ出ようと走っていたのですが、とにかく視界が悪く
方向さえ失いがち!!そんな中走行していたので1本道を間違えてしまい、
海から近い川沿いの道に行ってしまったのです。

道を間違えた時点で戻りたかったのが戻れなかったのです。

青い道に行かなければいけないのが、赤い線の道へ行ってしまいました。
青い道と違ってこっちは家が極端に少ない。
なので海からの風をもろに受けます。


あと700メートル走れば国道なのに・・・


恐怖体験・・・息が出来ない!


ここは数件の民家があるものの人っ子一人、車も1台も通ってません。
暴風壁と暴風壁の間から風でどんどん雪が吹き溜まって来ます。
その吹き溜まりを何度か通過しながらしかたがなく前へ進むのですが、
とにかくときより
ホワイトアウトとなり何も見えなくなるのです。

それでもこんなところに留まっていると大変な事になるのは
目に見えて判ってるので進まなければなりません!

そんな中、凄い吹き溜まりがありそこへ車が突っ込んでこれ以上先へは
アクセル踏んでも一向に進めません。
タイヤが空回りするのみ・・・

パパがしっかり帽子を被り、雪をどかそうと出た途端、凄い風で
帽子が吹き飛ばされました。
これには車の中に居た私もびっくり!
パパが普段、競技用の自転車でスピードを出しても飛ばされたりはしないのですよ。
それが一瞬の風でアッという間に飛ばされてしまうのです。

とても帽子を追いかける状況ではないというか雪の山の向こう側に飛ばされ
何があるか判らず危険なので追いかけなかったそうです。

帽子を諦めそのまま車の後ろへ行き、雪をどかそうと奮闘するのですが、
どかしてるそばからどんどん雪が吹き溜まって来ます。
そんな中いきなりパパが車のドアを開けてハァハァ言いながら
風と雪が凄くて息が出来なくて苦しい!!!〜ハァハァ・・・」というのを
見た途端怖くなり「もういいから中に入って」とパパに入ってもらい、
JAFにSOSの電話。


死の恐怖


こんな時なのでJAFも中々電話に出ず、やっと繋がり事情を話しました。
どのくらい掛かるのか尋ねると「今、救助が物凄く多い状況なので
1時間半くらい掛かります」との事。
その時間を聞いた時泣きたくなりました。

先に書いた通り、車は吹き溜まりに突っ込んだのです。
当然車は雪の中に埋まった状態です。

車はエンジンを掛けてるのでマフラーに雪が詰まって
排気ガスが逆流して入って来てこのまま死ぬのではと思い怖くなりました。
初めてこの時「死」を感じたのです。

排ガスが心配で窓をほんの少し開けるのですが
そこから雪が凄い勢いで入ってくるので開けてもいられません。

不運な事にこの道沿いにはここに来るまで数件の家があるのをみましたが、
止まったところには近くには家はないようですし・・・


それから30分くらいしたその時、突然後からでっかい車が来て私たちの車が塞いでるので
後に止まったのです。
道路の真ん中に止まってるようなので当然通る事が出来きません。
申し訳ないと思いつつも外に出ることが出来ずどうしようかオロオロしてると
突然、後からいきなり「ガツン!」という衝撃!!一瞬何があったのかわからなかったのですが、
車をアッという間に引っ張り出してくれたのです。
そう!JAFの人でした(^_^;)

今まで知ってるJAFとは車が違うので一体何が起こったのだろうと一瞬思いましたが、
直ぐに車まで来てくれたのでJAFの方(正確にはJAFと契約してる会社の方)だと理解。
しかも若い親切なお兄さんが「僕が運転して行きますね」とご親切に言ってくださったので
駅まで運転をして貰いました。

駅に向かう時にJAFのお兄さんが話してくれたのですが、

「このまま行けたとしても網走方面は通行止めになったので
もし、その中で何かがあって電話を貰っても通行止めの中に
JAFでも入る事が出来ないので運が良かったと思った方が良いですよ」


と言われたのです。

そういう中で救出を待って亡くなる人も多いようですね。
後から聞くとまた身震いがします(苦笑)


駅を出て約1時間半くらいの恐怖のドライブでした。

まぁ〜運が良いと言えばそうかもしれない。
たとえ会員とは言えレッカー移動ならわかるが駅まで
車の運転までしてもらい無料だったしね(^_^;)



駅前のロータリーには事故ってライトが破損した警察車両までが止まってるし、
通行止め解除を待った車もあっちこっちに止まってる。
(この日は事故もかなり多く、警察の車両も他でも事故ってたそうです)

そして私たちは直ぐに駅にレンタカーを返却し、いつ列車が動くかわからないまま
駅で待つ事に・・・
ホッとすると同時に駅の売店からいい〜香りが〜!!
その場でカレーを作って売ってるではないですか。
どこにも出る事も出来ず、しかたがないのでここのカレーを食べる事に。
味はけっして美味しいとは言えません。
だって肉なんて薄っぺらいばら肉ですよ(苦笑)
これでいくらだっけなぁ〜?700円だったか800円だったか・・・
まぁ〜こういう時だけにしかたがないですがね。



紺色の道路を知床ウトロから来て
知床斜里からレンタカーで観光しながら
女満別空港へ行く予定でした。




▼その時の天気図です。
をクリックすると天気図が動きます。


台風並みに発達した低気圧で等圧線もこんなに・・・
最高瞬間風速40メートルも吹いたそうです!
(羅臼では最高瞬間風速41.1メートル)

天気図を見ると知床斜里駅に居た時は風速19メートルくらい
吹いてましたのでほんとに恐ろしく凄かった。


雪もかなり降り斜里では21日午後3時までの24時間
降雪量が72センチとのこと。






陸の孤島



鉄道は午後2時ごろだったかな?すべて運休になった。

嫌な予感がしたので早い時間に飛行機の翌日の便に変更すべく電話を入れるが
電話も中々繋がらない。
やっと繋がったと思ったのに今度は翌日(22日)の便は満席!ガーン(T_T)/~~~
23日最終便でしかも5席しか空席がないとの事で迷ってる暇はなく
とりあえず23日の便を予約しました。

う〜困った困った!最悪2日余計に泊まる事になるんかい〜(>_<)

まだ運休が決まってないバスはとわずかな望みを持ち、バスターミナルへ移動し待つ。
午後3時過ぎ網走方面の道路はすべて通行止め
その頼みの綱のバスも運休となり知床斜里は

陸の孤島となり、ここで1泊する事に・・・


食料探しが難航



落ち込んでも居られず今夜宿泊するところを確保するべく、駅前のホテルへ行くと
凄く混んでいて空いてないと言われた。
パパと相談してどうしようかと迷ってたが直ぐにフロントへ「この近くで
ホテルはありますか?」と聞きに行ったところちょうどフロントの男の方が
「なんとかなりそうなので少しお待ちください」との返事!

そう!なんとか宿泊する事が出来たのです。
最後の宿泊者かな?
他の方は断ってましたので・・・ラッキー!!

少し待ち、フロントでキーをもらいやっと部屋で落ち着く事に。
夕方4時過ぎになりやっと暴風雪は落ち着いて来ました。

ここのホテルはレストランもあるのですが、夕食が食べられるのは
平日のみのようで、土曜日のこの日は食べられません。

しかたがないので買出しに出ました。

直ぐ目の前にコンビニがあるので入るとお弁当もおにぎりもサンドイッチも
な〜んにもありません!ガーン(-_-;)

お店を出て少し歩いたところに道の駅があるのを思い出しました。
雪がやんで来たばかりなのでまだ歩道は住民による除雪が始まったばかり。
雪の壁を掻き分けながら歩道を歩いたり、道路を歩いたりなので
中々前に進めません。

やっとの思いで道の駅にたどり着くが食べるものはな〜んにもなし。
道の駅の隣が市場のようになっていてそこに入るが肉屋しか営業してません。

パパと途中でパン屋さんが営業してるのを思い出し戻る事にしました。
また雪を掻き分けやっとパン屋さんに到着。
こんな日なので期待はしてなかったのですが、これがあるある!
たくさんありました!ホッ

パパが夜中お腹が空くかもとの事で多めに7個購入。
これで確か800円ちょっとと安い〜!
私の住むところでこれだけ買うと1000円は軽く超えてしまいます。
味も油っぽくなくあっさり系で美味しかったですよ。

珍しいパンでは「きりんパン」というのがあって中にピーナッツが
入ってました。

パン屋さんの名前は「シャンボール」
なんでも「生クリーム本食」(食パン)が美味しくて評判だとか・・・


とまあ〜とんだ一日とまりました。
時よりこのような
猛吹雪に・・・
朝9:45時点で
これだけの通行止め
知床斜里駅でレンタカーを
借りたは良いが、1本道を間違え
吹き溜まりに突っ込み身動きが取れず

風で雪が舞いホワイトアウトとなり
まったく見えなくなる事しばし・・・
道の駅「しゃり」
夕方4時過ぎ
やっと嵐が治まって
来たので買出しへ
道の駅のお隣でも
食べるものはなし
流氷が置いて
ありました
ホテルのレストランは土日はお休みなので
コンビニに入るが食べ物はないし、
どこのお店も休業。
唯一パン屋さんだけ開いていて
夕飯はパンになりました。
これが安くて美味しかった。



2月21日(土曜日)

カメラ:Power Shot


ブリザードの知床 撮影時間:午前9時過ぎ
早朝から知床は大荒れ
時より物凄い風と雪でブリザードになり視界が悪くなる状況でした。
15;30過ぎ
まだ嵐の中、踏み切りに
雪が吹き溜まりに
なってしまわないようJRの社員が
雪かきをしてました。

ホテルの部屋よりの眺め
やっと夕方になって地吹雪は
落ち着いて来ました。

撮影は陸の孤島となった知床斜里の
ホテルの部屋(3階)で撮影
撮影時間:16:45



これをみれば知床の状況が
少しは判るかな(^_^;)
カメラ:Lumix